2009年11月25日

旧司法試験と医師国家試験を同じ年に合格したメタボが、試験ものに共通する勉強法・方法論を提案します。
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 前回,私は, 

  過去問の学習は必須だが

  アウトプットの学習には完全とはいえない

との意見を提案させていただきました。念のためですが,

過去問は初心者講座と同じレベルの

合格のための必須の勉強材料

であることは間違えがない=合格者の最大公約数です。

 過去問の検討だけで種々の資格試験に合格可能な方がおられるのも存じ上げておりますが,

  ある程度の難易度の国家試験に

  確実に近い形で合格するため

にはやはり過去問だけでは足りないといえるでしょう。

 では,どのような部分が過去問だけは足りないのでしょうか。

 実例を挙げましょう。今年の司法試験の民事系問題です。 

〔第22問〕

相殺に関する次の1から5までの各記述のうち,正しいものはどれか

1.判例によれば,受働債権の履行について確定期限がある場合,弁済期が到来しないと相殺は不可能であるから,相殺をすることができるのは,その確定期限到来後である。

2.債権が差し押さえられた場合,債務者は,差し押さえられた債権を自働債権とし,第三債務者が債務者に対して有する債権を受働債権として,相殺をすることができる。・・・・

(以下略) 

 こんな問題は,基本的に知識があれば解けるし,知らなければ解けない問題に属します。

 実はこのような問題でも,基本系と応用の仕方で,なるべく記憶に頼らない方が知らない枝が出ても対応できるのでいいのですが・・・ここでは話を単純化するため,割愛します。

 次の23問はこんな問題でした。

〔第23問〕

A(東京在住)は,友人の美術品愛好家B(京都在住)が所有する複数の掛け軸のうち掛け軸「甲」を手に入れたいと考えた。そこで,AはBに対し,4月1日,そのための手紙を出し,この手紙は4月3日にBに届いた(以下これを「本件手紙」という。)。この場合において,AB間の甲の売買契約の成否及びその時期に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。・・・・以下略

 こんな問題は,知っている知識を応用ないしは当てはめをして正解を出す問題です。

 すなわち,こんな問題を何度も解いて知識にしても,意味が薄いのです。

 出題者は,当てはめをみたいと推察されますから,売買契約の成否・時期の基本を押さえ,それを実際の事例に当てはめる作業ができるか,つまり

  初めての具体例でも知識を使えるのか

ということを期待しているのだから,

  初めての問題をがんがんやって

  知識,法律を使う練習をすべき

だと私は考えております。これが,前回の図(下の図)で示すところの点線矢印に該当する領域の一つの力,すなわち,

過去問反復を行った際のイメージ 

 

  予備校的には「当てはめ」の力

というものではないでしょうか。

 もちろん,上の図の空白に該当するのはこれだけではありません。

・・・長くなりそうなので,次回に続きます・・・・

 

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