アウトプット重視と勉強資料のリンク⑤

旧司法試験と医師国家試験を同じ年に合格したメタボが、試験ものに共通する勉強法・方法論を提案します。
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 前回に引き続き,下の図で示すところの点線矢印に該当する領域の学習について,具体例を挙げつつお話させていただきます。

過去問反復を行った際のイメージ

 

 

前回は,

  予備校的には「当てはめ」の力

がこれに該当するとご説明しましtが,もちろんこれだけではありません。

たとえば,新司法試験平成21年の問題からですが,

〔第17問〕

 次のアからウは,憲法第89条後段にいう「公の支配」に関する文章である。aはある見解を要約したものであり,bはそれぞれの見解に対する批判である。bがaに対する批判となり得る場合には1を,批判となり得ない場合には2を選びなさい。・・・以下略

 こんな問題はいかがでしょうか。

 これは,89条に関する学説を記憶するべき問題でしょうか。もちろん,選択枝のすべて学説の主張と批判を記憶していたら確実に正解できるのでしょうが,そんな悠長なことをしているといつまでも合格できません。

 当然,これは主張と反論を理論的にその場で考えて判断すべき問題であり,このような問題も,類似の問題をくりかえし解くことによって,このタイプに対応できるようにするべきです。

 同年の他の問題を考えてみます。

〔第29問〕

次の文章は,知事Yがした医療法(平成18年法律第84号による改正前のもの。以下「法」という。)第7条に基づく病院の開設許可(以下「本件開設許可」という。)について,同病院の開設地の市又はその付近において医療施設を開設し医療行為をする医師等であるX(上告人)らがその取消しを求めた事案について判断を示した最高裁判所平成19年10月19日第二小法廷判決の判示の一部である。この判決に関する後記アからエまでの各記述について,明らかに誤っているものの個数を,後記1から5までの中から選びなさい。・・・・以下略。

 この問題も,判決内容の理解を問うもので,枝はその判決結果から推測すべきものです。つまり,その場で枝の適否を考えるべきものです。判例は比較的有名なものですので,これを全く知らなければ判例自体を読む必要はあるでしょうが,枝自体を暗記するのは無駄でしょう。

 このように,まずは

  知識として知っておくべきものを問う問題か

  知識を使うこと,ないしは理解力・読解力を試す問題か

を判断して,知識として知っておくべき問題で,知らなかったものに関しては,単語カードなり,ノートなりにまとめて暗記につとめてもよいでしょう。

 しかし,そうではない問題について,

  すべての学説の主張・反論を暗記しようとする

  題材となった枝をすべて覚えようとする

と,むしろ,

  知らない問題はすべて解くことができない

ことになってしまい,

  出題されるすべてを知識として持つまで合格できない

  =いつまでたっても合格できない

ということになってしまう危険性があると私は考えます。

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