一般的試験勉強法 

旧司法試験と医師国家試験を同じ年に合格したメタボが、試験ものに共通する勉強法・方法論を提案します。

資格や入試は目的ではなく、手段でしかありません。

資格や入試のために、無意味な労力をさくことはあまり適切でありませんし、結果として、、資格試験や入試のために年月やお金を必要以上に浪費することもいいこととは思えません。

要領を追求した凡人が、最小限の労力で最大の効果をあげることを検討し続けた結果がこのサイトにあります。

入学試験や、資格試験はあくまでも生活に必要な資格や立場を入手するための手段として、目標は資格などを手に入れた先にある、という考え方にご賛同いただける方に、何かのヒントをご提供できれば非常にうれしいです。

なお、私が通過した主な資格などは以下のとおりです。このなかで興味のある資格があれば、その勉強法など参考になるかもしれません。

  ① 医学部入試 ② 医師国家試験 ③ 旧司法試験

  ④ 簿記検定2級 ⑤ TOIEC 720点くらい

  ⑥ 内科認定医・某専門医資格

  (大型自動二輪など運転免許系は割愛です)

 どうかごゆっくりお読みいただければ幸いです。

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 さて,今日は,

  とりあえず学説を整理・理解してから問題集を解こう

という方々に対する反論,およびあまり問題集を解きたがらない方へのご提案です。

 この部分の趣旨としては,私が少し前にやたらと偉そうに論じた

  資格試験の勉強法は数学だシリーズ

と似ています。  

 そのため,もし余裕があって,読んでやってもよい,という方はそちらから読んでいただけるとうれしいです。

  法律実務家への資格試験は「数学」である①

 こちらの一連の記事ともつながっていくので,同じようなことも書いてしまうかもしれません。

 医師国家試験や,内科認定医試験,専門医試験など,医者系資格試験は多いのですが,まず勉強としては教科書を読むことよりも過去問を解くことから始めます。その理由はいくつかあると思われますが,

  理解してから問題を解くなんていっていたら

  いつまでも問題に入れない(前提知識が多い)

  知識の整理は問題が解けなかったら

  そのときにやればよいと考えている

  知識があるよりもそれが使えることが優先

という考え方が受験生にあるからではないか,と思われます。

 専門医試験は,専門医によって大きく趣も異なりますが,内科認定医資格試験などは,皆がある程度の臨床経験があるからかもしれませんが,まず誰も教科書などを読む人はいません。

いきなり,過去問や練習問題などを解いて,解けなかったら教科書などをチェックする,という勉強法でしょう。

 結局,医師は知識と経験に基づき疾患を治す,弁護士や他の法律系士業は知識と経験に基づき法的トラブルを解決・法的な要求に応えるということで,いずれも

  知識を得たり発展させることが目的ではない

  (これが目的なのは研究者の方々)

  知識を使う仕事である

という点では共通します。

また,法律の研究者の方々は,与えられた問題ではなくて自分で問題設定をして,それが真実かどうか,また自分が納得できる解決方法を論理的に提案するのが目的でしょうが,実務家は基本的に与えられた=クライアントから要求された問題を解決する点で方向性が全く異なるといえます。

 すなわち,

  知識を得るよりも知識を使える方に腐心したほうがよい

と考えるわけです。

 数学のたとえでいえば,公式を証明するのも大事だが,とりあえず公式使って問題を解く方が先だ,数学を本を読んだだけで勉強している人はいない,ということですね。

 医者で知識だけあるけど,それが使えない,たとえば教科書以外の非典型例が来たら全く診断や治療ができなくなる医者・・・やはりキツイです。

 弁護士になるのであれば,知識とつたない経験を使って,とりあえず解決策を提案することができる,その練習が重要なのは当然ではないかと思われます。

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 さて,話を戻します。

 この話の流れがあまりに長くなったので,そもそもの話を忘れかけましたが,元はまとめノートの話だったような気がします。さて,法律系資格でも,

  ”基礎系科目”と”臨床系科目”を峻別する

  ”臨床系科目”を勉強する

ということでした。

 これがどうまとめノートと関連してくるのか,といいますと,表面的には,

 医師国家試験でまとめノートを

 作成している人を見たことがない

ということが根拠の一つです。

 まあ,そもそも医師国家試験対策の医学部生の勉強法が正しいのか分からない,択一式しかない簡単な試験と,論文がある大変な試験を比べるなといわれればそれまでですが,ブログということと,対象が司法試験のみに限定しているわけではないということで一応この点は置いておきたいと思います。

 なぜ医師国家試験で,医学部生が全くまとめノートなどを作成していないのかを考えますと,端的にいえば試験に必要がないからだろうかと思います。

 具体的にいえば,

  まとめノートに代わるような

  教科書的なまとめが販売されている

  記憶するよりも過去問が解けることが最優先

という事情があったからです。

・・・これらの事情は,あまり他の資格試験でも代わらず当てはまるのではないかと考えられます。

 もちろん,医師国家試験は,ほぼ受験生全員が使用するような教科書と過去問題集があるため,よりそれ以外の勉強をすることがなくなるという側面もあろうかと思われますが。

 しかし,旧司法試験でいえば,各初心者向け予備校講義のレジュメ・論証カード・教科書がありますし,過去問が重要なことはもちろんでしょう。

 ただ,過去問だけでは足らずに,他の問題集や予備校の答練までに手を伸ばさなくてはいけないのがちょっと違いますけど。

 以前から申し上げているアウトプットの重視,ノートを作っている暇があったら一問でも過去問を解いたりした方がまし,ということと同じことかと思います。

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 昨日は基本書を題材に言いたい放題を書いてしまいましたが,その続きとして,

  百選を読むこと,取り扱い

について考えたいと思います。

 ここ数日,やたらと長い記事を書いてしまったので,今日は短くまとめてみます。

 以前,判例の勉強法についてもここら辺で簡単に私の意見はまとめておりましたが,少し追加してみます。

 いろいろな百選がありますが,私は百選の勉強は,基本書を精読するよりは法律系資格試験には,「まだマシ」だと思っています。

 なぜなら,

  判例・裁判例などは当たり前ですが実務で必須だから

ということに加えて,解説も意外に実務家が書いていることが多いからです。

 ただ,資格試験の勉強の効率化という観点からすれば,無駄が多いだろうと考えているのは以前申し上げた通りです。

 そのため,仮に使用するのであれば,事案の概要と判旨だけをチェックしておいた方がよいことと,あくまでも問題を解いた後の復習の範囲など,だらだらと読まないように注意したほうがよいでしょう。

 私の場合には,勉強をしているとどうしても気を抜くと現実逃避してしまうため,特に注意していたのですが,意外に百選を読んでいると

  なんだか勉強した気になる

というところが問題です。百選は,なんといっても,

  試験対策用ではないので試験で重要か否かに関わらず

  各判例が並列で載っている

ため,実務ではあまり重要ではないような判例(でも大学の先生方から見れば興味深い判例)や,実務では無意味な学説の分類(でも判例研究の視点から見れば重要)をじっくりと解説まで読んでしまって,あっという間に数時間を無駄にしてしまうおそれがあるからです。

 たとえば,

  百選を頭から読んで,解説まで綺麗に

  蛍光ペンでチェックを引いているような方

は,その危険な道に十二分に入り込んでいるリスクがあります。

 時間が余っていて,じっくり法学の研究レベルまで法律の理解を高めたい方はそれでもよいのでしょうが,私のように,きれい事は言ってられない,とりあえず試験に受からないとどうしようもない,という場合にはやはりこのような,

  一見勉強している感じだが,資格試験には異様に無駄

  しかも無駄であるという自覚を持ちにくい

という危険な時間の使い方を積極的に回避する必要があります(読んだ範囲に該当する過去問が解けるようになっているか,読んだ直後に試してみれば自覚できます)。

 百選の中で,資格試験のために重要かどうかは,百選を頭から読んでいても判断しにくいのが普通です(これを判断できるのであれば,その前に資格試験に合格しています)。

 そこで,その判断をしないですむ百選の安全な利用法が,

  過去問や練習問題の復習で必要な範囲に限って勉強する

という利用法であると思われ,私はこの範囲での百選の利用をおすすめしたいところです。

 もっとも,私のように,時間と自分の頭の容量の不足のため,そんなに判例学習に時間を割いてられない場合は,以前ブログでも書いたように,判例付き六法をうまく利用するがのポイントだろうかと思います。 

だらだら続く。

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 さて,法律系受験生のポイントとして強調した

 法学部の勉強と実務家になるための勉強

 =旧司法試験など資格試験の勉強を峻別する

 資格試験のための=実務のための勉強をする

という,一見,あまりに当たり前のポイントについての続きです。

 この

  法学部の勉強と実務家になるための勉強を峻別する

ということはどういうことでしょう。

 まず,

  ○○資格の○法の勉強は○○先生の基本書が必須だ

という受験生。

 少なくとも私が受験生のころは,当時流行とかもあり,皆が一斉に同じ先生の基本書を購入したりしていましたし,

  基本書を読まないで合格なんてあり得ない

ともいわれたものです。

 このよくある受験生同士のお話は,

  法学と実務としての法律の勉強を混同している

最たるものです。なぜなら,基本書の大半は,大学のお偉い先生が書かれているもので,その内容を読めば一目瞭然,実務向けではないからです。

 大学の先生は別に事件を解決する必要もないし,裁判所に立つこともないのです。

 特許申請をすることも,登記申請をすることもないでしょう。

 判例を考慮しないで,批判の上,自由に自説を展開しても,誰も文句は言いません。

 医療紛争・訴訟を専門とされる偉い学者先生だって,一度たりとも患者に触ったこともなければ,代理人として打ち合わせをしたことも,証人尋問をしたこともないでしょう。

 では,適切な勉強材料は何か,と考えますと,

  実務家になる資格試験をパスするための勉強

ですから,理想論からいえば,

  実務家が作った実務事例型問題集

があれば,これでしょう。いわば医師国家試験の事例問題集に相当するもので,

  こんな事件・依頼がありました。

  こんな具体的事情があります。

  どう解決しますか?どう依頼人に対応しますか?

という問題集があれば,これを繰り返し勉強するべきことになるでしょう。

 その前提として教科書を考えますと,おそらく現実的なのは,旧司法試験でいえば,裁判所の本屋や,弁護士会の書店においてある司法研修所の教科書や,弁護士会などが作成しているマニュアル系がいいことになるでしょうね。

 要は,最低条件として,実務家が書いていることが必須です。

 法曹でいえば,要件事実マニュアル,とかでしょう(今もあるのでしょうか?)。

 ここまでで気づくと思いますが,そう,少なくも旧司法試験に限っていえば(おそらく他の資格関係も),

 実務のための自習に適切な教科書や

 問題集は実質ほとんどない

 (特に初心者用のもの,普通の書店で入手可能なもの)

のです。だからこそ,私は

 予備校ないしは試験対策を銘打ってある

 教科書や問題集を使用して勉強すべきだ

と申し上げていたところです。

 ここで,私は別に予備校がよい,ベストだというわけでは決してありません。

 次善の策,現状ではやむを得ず,効率的な勉強のために,予備校を利用せざるを得ないのです(予備校の講師がすべてよい実務家だとは私も決して思いませんが,少なくとも,授業を担当している資格試験は合格しているはずです)。 

 それ以外の基本書などを利用した勉強法(もちろん,辞書的な利用はよい)は,異様に効率が悪いか,そもそも勉強の方向性が違うので,それだったら,はじめから予備校教科書を使っていた方がよいと考えているのです。

 ちなみに,同じ事例を扱っている問題集などでも,実務家ではない大学のお偉い先生が作成されている事例型教科書,事例型問題集なども,基本的には,法律系資格の勉強には効率が悪いことは同じです。

 私は,国際私法は大学教授の基本書と問題集,他の科目は一部の有名な教科書を購入して部分的に読みましたが,結局,視点が全く違うと断言できます。

 私ごときが偉そうなことをいって恐縮ですが,やはり具体的な事案解決・事案処理を目的としているか,適切な法解釈・立法論・学説の整合性などをメインに説明しているかは大きな違いとして感じられるところです。

 これは,たとえば医者でいえば,神経内科や脳外科の教科書や症例集などを,神経解剖学や神経生理学の先生方が書いているか,といえば絶対に書いていないわけです。

 もちろん,神経内科や脳外科でもこれらの領域の知識は必要ですが,それはあくまでも臨床で必要な範囲・重み付けがあるわけで,それは,やはり臨床現場の医者=実務を経験している人が教科書を書き,学生を教えるのです。

あなたは,医者としての臨床経験が全くない人が,

臨床医を育てられると思いますか?

あなたは,法曹として働いたことがない人が,

法曹を育てられると思いますか?

あなたは,自分の目指す資格の受験経験のない人が,

その資格試験にあった教科書を書けると思いますか?

 関係ないですが,最近,新司法受験生のブログなどを拝見すると,

  この基本書がいい,この基本書を使うべき

などの記事が意外とあり,しかも紹介されているのが実務家のではなくて,だいたい大学教授のものなので,少し驚いている次第です。

 よっぽど実務のよい教科書があって,実務への授業・指導がよくされていて,時間的余裕があるのでしょうか?

 私が司法修習生時代は,白表紙(白拍子)(修習所の教科書)をマスターするのに精一杯でしたが。まあ,これは私の脳みその容量の問題かもしれませんけど。

だらだら続く。

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 昨日までのことを少し整理しますと,まず,

  医師と弁護士の成長過程は似ている

  医師国家試験と司法試験の勉強の対象も似ている

といことを前提に,医師の場合,

  基礎系科目と臨床系科目が峻別されている

ことをあげ,旧司法試験に当てはめると,

  法学部の勉強=基礎系科目→研究・真実追究

  旧司法試験の勉強=臨床系科目

   →目の前の事件の適切な解決

ということになると申し上げました。ここで,旧司法試験受験生および他の法律系資格受験者として少し気にかけておくべきことは,

  法学部では旧司法試験など

  法律系資格に役立つ勉強はしない

ということで,反対にいえば,

  旧司法試験に必要な勉強は自らしなければならない

ということでした。

 なお,しつこいですが,新司法試験については,「一応」ロースクールができたので,「表面的に」これらの議論は当てはまらない,という前提です。

 では,これらを前提にすると,法律系資格を受験する際に注意すべきポイントは浮かび上がってくると思います。

ポイントとしては,

  ”基礎系科目”と”臨床系科目”を峻別する

  ”臨床系科目”を勉強する

これだけになります。旧司法試験に当てはめていえば,

 法学部の勉強と実務家になるための勉強

 =旧司法試験の勉強を峻別する

 旧司法試験のための=実務のための勉強をする

ということになります。当たり前過ぎて拍子抜けしてしまいそうです。

 でも,恐るべきことに,医師国家試験と旧司法試験の比較を実体験として体験した私は,この

  法学部の勉強と実務家になるための勉強を混同

している人が,大げさな表現は抜いて,

  当時は80%を明らかに越えていた

ような気がするため,あえて強調する次第です。

 当時,私の周囲で勉強されていた方も,大半がそうでした。

 当時は私も受験生でしたので大きな口はたたけませんでしたが,合格して,仮にも少し実務を経験すると,当時の私の考え方は大して間違えていなかったと思えるので,ここで大胆にも強調してみました。

 次回,具体的な勉強法のポイントを整理していきたいと思います。

 たとえば,

  ○○資格の勉強には,この先生の基本書がいい

とか,

  とりあえず学説を整理・理解してから問題集を解こう

とか,

  ○○先生の学説では結論が出しにくい。だめだ。

とか,

  百選を読むのは択一でも記述式でも基本だ

とか,

  知識の確立が第一。まとめノートを作って勉強だ

ということを日頃考えておられる方,私の意見は真っ向反対します。

だらだら続いていますが,やっとめどがついてきました。

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