資格や入試は目的ではなく、手段でしかありません。
資格や入試のために、無意味な労力をさくことはあまり適切でありませんし、結果として、、資格試験や入試のために年月やお金を必要以上に浪費することもいいこととは思えません。
要領を追求した凡人が、最小限の労力で最大の効果をあげることを検討し続けた結果がこのサイトにあります。
入学試験や、資格試験はあくまでも生活に必要な資格や立場を入手するための手段として、目標は資格などを手に入れた先にある、という考え方にご賛同いただける方に、何かのヒントをご提供できれば非常にうれしいです。
なお、私が通過した主な資格などは以下のとおりです。このなかで興味のある資格があれば、その勉強法など参考になるかもしれません。
① 医学部入試 ② 医師国家試験 ③ 旧司法試験
④ 簿記検定2級 ⑤ TOIEC 720点くらい
⑥ 内科認定医・某専門医資格
(大型自動二輪など運転免許系は割愛です)
どうかごゆっくりお読みいただければ幸いです。
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昨日お書きしました
受験生は人様がお休みのときでも勉強すべきか
というテーマでこれまた思い出すのが,受験生にとっての自習室です。
私は,予備校の自習室をよく使用していました。また,途中からよく使っていたのが,母校の司法試験応援の制度でした。
つまり,司法試験を受験する在学生,卒業生に対して,試験を受けて成績が上位の人からその人の勉強机をキャンパスの結構いいところにもらえるので,私はこれを利用していました。
私が利用していたのは,集中できるということに加えて,ほかの友人に司法試験を受験していることを隠していた(恥ずかしかったから)ので,
誰も知り合いがいないところで勉強したかった
答練の直後に復習したかった
大学にある机だと書籍やコピー機が使えた
という理由がメインです。
私の母校は,3年生くらいから医学部と法学部のキャンパスが別になったので,法学部のあるキャンパスの一角に机をもらって勉強すると,いい環境の変化になり,周囲に知り合いもいなかったので,非常に落ち着けてよかったです。
一般の図書館という手もありますが,私は時間の隙間に使う程度で,あまりいきませんでした。
なぜなら,図書館には法律書以外の楽しそうな本がいっぱいあって,思わずいろいろと歩いてしまうからです。私のような本好きには誘惑が多すぎました。
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クリスマスが過ぎ,すっかり残すは正月です。
私が受験生のころ,某予備校の校長が,某予備校の書店売り場のビデオの中で,甲高い声で,
合格しか考えるな
と叫んでいたのがあまりに印象的で,これまた年末の今の時期になると思い出すのが
受験生は人様がお休みのときでも勉強すべきか
ということです。
これは試験ものに普遍的なテーマです。
古くは私が小学生のころ,中学受験をする小学六年生が,某有名私立学校の裏門で元旦に
絶対合格などと叫ぶ
姿をニュースで見て,
なんだこの宗教的な集団は
と小学生ながら少し怖くなったのをよく覚えています。
結論からいえば,その人の性格によると思いますが,私の場合にはたとえば正月には
いつもの4割くらいの勉強量
年末特番を見たり初詣はしていた
という状態です。
やはり,周囲が正月気分でいるときに一人勉強するのは結構精神的にストレスたまります。反対に,年末や正月に少し休むためにそれ以外の時期に思い切りやる契機にもなります。
たとえば,31日と1日,2日とみたいテレビ番組のために29,30日と思い切り勉強しよう,といいモチベーションになりました。
反対に,正月も勉強すると,
皆が勉強していないときに勉強する予定
と私のような怠け者は日頃の勉強を怠ける理由に無意識にしてしまうのです。
また,旧司法試験時代,正月にも予備校の予備校にきて勉強していたと自慢してしまう人は,だいたい
要領の悪い人
だっため,それが私にとって反面教師になっていたという面もあります。
一番大事なのは,勉強時間ではなく,
勉強時間x効率(勉強濃度ともいえる)
x方向性(資格試験にあっているか)
です。
ただ教科書を写しているだけのまとめノートを正月作っている=全く頭を使っていないのであれば,問題を解いてしっかり頭を使って,残り時間を,家族と一緒に年末お笑い番組でも見て大笑いしていたほうがよいのではないでしょうか?
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では,前回の続きです。結局,私のお薦めである
メリハリをつけた数科目並行同時学習
とは何か,ということを今回考えてみたいと思います。
私は旧司法試験を受験していましたので,これを例にとって考えてみます。
10月,口述試験終了後,だいたい予備校の答練が会社法→小切手法→訴訟法→法律選択と進んで,年末を迎えていました。
これらの科目は,当時条文が30条ちょっとしかない国際私法(当時,法例。今は改正)でも,民事訴訟法でも論文での点数配分は同じ(はず)であったので,それを前提にします。
つまり,法律によって配分が違ったり,出題される問題数が違う場合は,それによって勉強時間の配分を傾斜させる必要があります。
私のように
なかなか自分で勉強のペースを作るのが下手
な人は,予備校の答練・授業などに合わせて勉強するのがキモです(その意味でも,予備校の答練などを受けるメリットは大きいです)。
その場合,やはり
答練・講義の出題範囲と同じ部分を徹底的に学習
するのに一番時間を割くべきでしょう。その方が,
インプットの直後・直前にアウトプットする
など,効率的な勉強が可能です。
だいたい感覚としては,10分の7から8の時間はこれに割きます。
このとき,自分が間違えた問題などをまとめノートや論証カードなど,自分のインプット資料に入れて,資料のブラシュアップもしておきます。
のこりの10分の2から3の時間,これらはできれば隙間時間で済ませたいところですが,他の科目の復習に回します。
私個人は,復習の時期には,アウトプットまで手が回らず,市販の論証カードに同年の答練で追加した論点論証カードを追加したものや,単語カードなどのインプット資料を,隙間時間で回していく,ということをしていました。
さらに具体的にいえば,1日1冊くらいの割合で復習をしていく=会社法であれば,単語帳2冊,論証カード2冊でしたので,これを平日4日,週末挟めば2日で復習していました。
これを,1日2科目ずつくらいやっていきます。
たとえば,
1月に憲法を勉強しているときは,
憲法のアウトプットと復習に10分の7
直前に学習した国際私法の復習に10分の2
←だいたい電車の中で勉強する
さらにその前に勉強した民事訴訟法の復習に10分の1
←だいたい歩きながらか,トイレの時間に復習する
という感じです。
次回,もう少し具体的に勉強法について追加します(論文と択一と二段階ある試験の場合や,メインの科目以外は復習だけにとどめる理由,予備校答練・問題集の復習のポイント)。
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だいたい,試験ものはいくつか科目があるのが普通です。
そして,法律系予備校の場合,複数の法律を順々に1ヶ月~数ヶ月単位で答練などで回していくのが普通です。
たとえば,旧司法試験では,会社法→小切手法→訴訟法→法律選択→憲法→民法→商法という感じで,10月から翌年3月まで回していました。
この課程で
一科目ごとに集中して勉強するのか
ある程度複数の科目を並行して勉強するのか
という悩みがあります。
この悩みは非常に難しいところですが,一科目に集中すれば
答練なども同時に行うので効率がよい
というメリットがある反面,
他の科目を忘れてしまう
というデメリットがあります。
私もこの
一科目集中学習 vs 数科目並行同時学習
のどちらがベストかというのは悩みました。合格体験記を見ても,どちらが,という訳ではありません。
ただ,私の経験と,振り返って今ならどうするか,ということを考えた場合,(旧司法試験のように,各科目の重みが同じ場合ですが),私のお薦めは
メリハリをつけた数科目並行同時学習
をおすすめします。
次回,具体的に勉強法について考えてみます。
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基本書や参考書をむやみやたらと購入しないほうがよい,という話とも関連するのですが、資格試験一般にちょっと思うことを一つ。
大多数の社会人資格受験者の人は当然,自分で本や予備校の費用を捻出していると思うのですが,仮に大学生で親などが費用を出してくれるような場合でも,
当たりまえですが自分でお金を出した方がよい
と思います。
はるか昔,私が旧司法試験を受験していたころ,予備校の初心者インプット講座を申し込むと,あっという間に
何十万というお金が吹っ飛ぶ
わけですが,親からは司法試験に対して
お金は出せない
と初めから宣言されておりましたので,すべてバイトで予備校の費用を捻出していました。
その上,私は模試や答練などをうけまくっていたので,そのたびことに万単位の金が飛びましたが,自分でお金を出していた分,
異様に必死に勉強できた
と思います。
当時,大学生のほかの受験生では親から出してもらって予備校に通っている人もいましたが,正直,バイトで時間を使うデメリット以上に,モチベーションの高さというメリットがあったと思います。
これまた医師国家試験の模試もバカ高くて,同じようにもったいなくてすごく復習をしましたね・・・。医学部はボンボンが時々いたので,より親がなんでも出すような学生がちらほらしていましたが・・・
単なる貧乏人の僻み?かもしれませんが,モチベーションになるのであれば,なんでも使いましょう。
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